ねこしるくの雑学ノート

「シン・ユンボクって誰?」(『この恋は不可抗力』第2話より)~ねこしるくの雑学ノート①

今日も韓ドラ見てる?

みなさん、こんにちは。韓ドラは心の滋養♡ねこしるくです♪

皆さん、『この恋は不可抗力(이 연애는 불가항력)』はご覧になりましたか?300年以上も続く「家系の呪い」に苦しむイケメン弁護士チャン・シンユ (ロウン(SF9))×両親を亡くし天涯孤独な平凡公務員イ・ホンジョ (チョ・ボア)との間の運命の恋…といった韓ドラ王道のラブストーリーだったのですが、朝鮮時代に書かれた呪術書に載っている呪術が登場したり!?と、他のドラマとは一味違った要素もあり、まあまあ楽しんで見ることができました。(全体的の感想としては…うーん。なんというか、うーんという感じでしたが笑。)

出典元:JTBC公式サイト

突然ですが、ドラマ序盤の第2話に、こんなシーンがありました。

홍조)안에 뭐가 들었는데요?   (木箱の)中に何が入ってた?

신유)당신이 열어 봐야죠. 당신 거니까.  君が見なきゃ。君のものなんだし。

홍조)열고 싶지 않은 비주얼이에요. 왠지 막 유골 같은 게 들어 있을 거 같아.
開けたくないビジュアル…なんとなく、遺骨みたいなものが入ってそう

신유)유골 말고 유물 쪽은 생각 안 해 봤어요? 신윤복 그림 같은 게 들어 있을 수도 있잖아요.
遺骨じゃなく、遺物のようなものとか思わなかった?
シン・ユンボクの絵みたいなのが入っているかもしれないじゃない。

『この恋は不可抗力』第2話より

主人公2人の運命を大きく繋げるきっかけとなるのが、「木箱(목함)」なのですが、中に何が入っているか分からず…開けるか、開けないか…そんなシーンで交わされた会話です。ドラマを見ている最中は全然気になっていなかったのですが、後から「さらっと言っていたけど、シン・ユンボクって、誰だ( ,,`・ω・´)ンンン??なんとなく有名な人そうだけど…?」と気になり始め…。そこで今回は、「シン・ユンボク(신윤복、申潤福)」について調べてみました。

シン・ユンボク(신윤복、申潤福、1758年~没年不明)
朝鮮王朝時代後期(18~19世紀)の画家。上流階級(両班)や男女間の愛を扱った作品が多いのが特徴。代表作には「美人図」「端午図」 「仙遊図」 「蓮池の女」「月下情人」などがある。同時代に活躍し、主に百姓や商人など庶民の生活を力強く描いた画家、キム・ホンド(김홍도、金弘道)と並んで紹介されることが多い。
ドラマ『風の絵師』(2008年SBS)や、映画『美人図』(2008年)の題材にもなっている。

出典元:韓国民族文化大百科事典

日本で言うと、江戸時代に活躍した喜多川歌麿みたいな感じでしょうか…?ねこしるくは西洋東洋問わず「美人画」みたいな絵がとても好きなので、この繊細な印象の絵が、何とも気に入ってしまいました笑。一度実物見てみたい!調べてみたところ…カンソン美術館(간송미술관、1938年設立の韓国初の私立美術館)という、ソウル北東部城北洞(성북동)にある美術館で見ることができるようです。シン・ユンボクの作品で、韓国内に現存しているものの大部分はこの美術館に所蔵されているとのこと…ただこの美術館、年に2回、春と秋それぞれ15日間程度しか開館していないようなのです…!ますます、なんだか特別な感じがしますね!いつか韓国に行ったら、一度は訪れてみたいものです。(開館日は調べていかないと…💦)

やっぱりドラマって面白い!語学はもちろんですが、こういった歴史や文化に触れるきっかけになりますよね。周辺知識があると、ドラマの楽しみ方もより一層深くなるなぁ、と感じた、ねこしるくでした。

■参考・外部関連サイト
JTBC『この恋は不可抗力』公式サイト 
※ページタイトル画像…公式サイトよりお借りしております
韓国民族文化大百科事典「신윤복 (申潤福)」
澗松美術文化財団「美術館紹介」

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